本日、母の日
私は子どもの頃から母の日が苦手なので、気持ちが落ち込んでしまう前、昨夜のうちに旦那さんのお母さんへ感謝の気持ちを込めてケーキとお花をプレゼントした

お母さんはびっくりしつつ、照れながらうれしそうにしていた
とても喜んでもらえたので、素直にうれしかった
そして、今度はお散歩がてらケーキを持って実家へ向かう
実家の姉たちに挨拶を交わし、お隠れ母さんのところへお参り
お仏壇にケーキをお供えして手を合わせる…
手を合わせている途中、ドバーッと蘇る幼稚園児の頃の記憶…
母の日近くになると幼稚園の中で『おかあさんの絵を描きましょう♪』という地獄の時間があった
私が3歳のとき、胃癌で病死した母
生まれてからその当時、記憶にもない母親の顔をどう思い出して描いたらよいのか、空想で描いていいものか、本当に苦痛で仕方がなかった
当然、先生は家庭の事情をわかっているので
『お姉ちゃんの顔を描いたらいいよ』と言ってくれたが、姉は姉。母は母。
子どもながらに『母の日』に姉を描くのはおかしいことだし、なにか矛盾しているように感じてスムーズに絵を描くことができなかった…
あー、これだよ、これ
これを思い出してまた、どんよりイヤな気持ちだよ
何十年経ってもザラッとした胸の奥にある砂が崩れ落ちていく感覚…
しまった
長いこと、違うことを考えていて手を合わせ過ぎたな
お仏壇にお供えしたケーキを再び下げ、実家の姉たちに食べてもらおうと手渡す
今、両親がお隠れしてしまい、大人になった私ができる母の日というイベント(姉に対する孝行の仕方)はこれしかないからなぁ
今月末に姉の誕生日が来るというのにケーキを持参して母の日のプレゼントとする私のセンスのなさよ…
我ながら呆れる
ともかく、旦那さんのお母さんいつもありがとうございます♪
実家のお隠れお母さん、ありがとう