えっと、さっきクローゼットの中にあるネクタイを二つ結び合わせてそのうちひとつの輪っかを首に巻いて踏み台から降りた

滑ってしまい、踏み台が横になってズレた

 

今度はもっとキツく縛ったネクタイを再び首に巻いて踏み台へ

身長が小さいため、クローゼットの端にちょこんと座るスタイルになった

 

三度目の正直

クローゼットの端にはじめから座り、硬く縛ったネクタイを首から下げて締める

苦しいのは当然なんだけど、真っ白な画像が見えてきて右側上方に、赤いカラフルな感じが散りばめられた一面と左側下方に淡いブルーの爽やかな色合いが浮かんだ

その瞬間、とてもきれいだなぁと思った

で、あとはただただ苦しいなあーと思っただけ

 

ガサゴソ大きな音がして隣の部屋で昼食をのんきに摂っていた夫が慌ててクローゼットの中から私を引きずり出した

 

その間、ベッドの上に置いていた私の大事な大事なメガネは夫のおしりに敷かれて、どさくさの救助?に紛れて綺麗にペシャンコになっていた

 

そうか・・・

死ぬことも簡単に許されないのか

大事なメガネも丁寧に扱ってもらえないし

これさっきの出来事(← これは不意に起きた不慮の事故)

 

 

こんな生活いつまで続くんだ