大学卒業後、就職のために県外へ出る息子

現在の住まいから新天地に向けて二日間かけて引越しをする

 

正確に言えば、引越し前から諸々の準備などで長距離を夫と共に運転する日々

こ、腰が痛い…

身体中がギシギシ痛む

 

引越し屋さんのプロのお仕事っぷりに感謝しながら、荷解きを行う

多くのダンボールから使い慣れた日用品だけでなく、数ヶ月前から息子が真剣な眼差しで選んでいた新しい食器たちを取り出す

 

息子が新社会人として生活しやすいように日頃キッチンに立つ機会が多い主婦目線で動線やら配置を考えてあれこれ並べる

 

夫と息子は勉強机やベッドの組み立てだけでなく、洗濯機の設置やテレビのなんやら、空っぽになったダンボールの片付けや重たいものなど、何度も運んでくれた

 

朝から作業していると食事を摂ることもすっかり忘れている

しなければならないことがたくさんあるのにどこから手をつければいいのか、わからなくなる

空腹だ

空腹だから、頭が回らなくなってんだ

 

そういえば、朝ごはんは軽めにしか摂っていなかったし、水分も飲んでいなかった

これじゃいかんなぁと思い、見知らぬ土地をひとりで歩く

近くのドラッグストアへひとりでお買い物へ

 

とにかくお昼ごはん(冷凍食品)を買おう。そして、何か飲みたい…

 

私たちが自宅に帰宅したあと、息子はあの部屋でひとりになる

(引越しの疲れが出るかもしれないな)(ごはん作る元気残ってないかもなぁ)と息子のことをふと思う

親バカながら、息子がきちんと食事ができるように翌朝分のちょっとした食品(納豆やめかぶ、ヨーグルトやサラダチキンなど)を購入して部屋へ戻る

購入したものを冷蔵庫に入れながら、(健やかに生きろっ!!)と息子の成長を願う

 

お昼ごはんの冷凍食品はとてもおいしかった

腹ペコだったので、3人ともあっという間に食べた

 

休憩はそこそこに再び作業に戻る

引越しって大変だ

ひとり暮らしをあっちからこっちにただ移動するだけじゃないんだもんな

 

まだ終わらない

手伝ってほしい

猫の手借りたい

 

泣き声はいらない

どうにもならん

手を動かさないと

 

きゃない!

きゃない!!

やるっきゃないっ!!!

 

野生爆弾のくっきー!さんの名言を心に響かせながら、作業に集中する

ダンボールで埋め尽くされていたフローリングが徐々に見えはじめる

空っぽのダンボールが増えてきた

 

息子の新しい暮らしがなんとかなるような感じがしてきたときには辺りが少しずつ暗くなり始めた

ちょっと暗いな

視力がよくない私は電気をつけようとスイッチを押した

 

あっ!!

照明がない!!

 

事前に来たとき、照明器具を購入するように息子に伝えていた

だが、息子はお気に入りの照明器具を購入するまではキッチンのライトと勉強机用の照明で数日間過ごすらしい

 

便利さよりも自分だけの空間を照明からデザインしたいという感覚

快適さを選ぶんだ〜

なんかめちゃくちゃ若者っぽいな

素敵な感性だなと思った

 

大好きなミュージシャンのレコードやCD、お気に入りの小説やコミックスを配置し、息子の城っぽい

 

城主(息子)に「真っ暗になる前、夜ごはんを食べたい」と申し出た(←下っ端感と食いしん坊が丸出しの私)

 

息子はスマホを取り出し、Uberとかいうもので私が以前から興味があった[麻辣湯]を注文してくれた

 

私の地元にはお寿司の出前しかない

初めましてUberさん

見たことも食したこともない、憧れの麻辣湯

初めまして麻辣湯

 

Uberタクヤさんの自転車爆速のおかげで私たちは麻辣湯をゲットできた

ありがとう、Uberタクヤさん

 

部屋は間接照明とキッチンの灯りのみ

柔らかな光を頼りに夫と息子の間でお初の麻辣湯を囲む

 

こ、これがあの…麻辣湯か、、、

 

3人でしっかりと美味しくいただいた

そして、また作業へ戻る

 

気付けば、夜は冷え、完全に真っ暗

22時を過ぎている

明日(10日)夫はお仕事

自宅に帰らなければ…

連日、引越しと長距離運転で大変だっただろうにまた長距離運転せねばならない

どこでもドアがあったらいいのにね

そんなことをぼんやり思いながら、息子の住まいから夜中に無事帰宅する

 

そして、今朝夫はきちんとお仕事へ行き、私は倦怠感でベッドから動けない

そんなこんなで1日が終わる